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★★☆題名のない子守唄』

2010.06.15
『題名のない子守唄(La Sconosciuta)』(2006年)を観ました。

この作品は、以前からなんとなくタイトルを聞いたことがあって、いつかは観たいと思っていた作品でした。
それもそのはず、監督はあの『ニュー・シネマ・パラダイス』で一世を風靡した、イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品です。

謎めいた美しい女性、イレーナ(クセニア・ラパポルト)の哀愁に満ちた瞳がとても印象的で、何かを追い求めてしたたかに計画を実行していく姿にどんどん引き込まれました。
イレーナの過去と現在が交錯しながら進められていくミステリーがこの映画の本筋でしたが、幼いテアに対するイレーナの深い思い入れや愛情に共感しました。
特に、テアにせがまれてイレーナが美しい子守唄を歌ってあげるシーンには、自分と娘の姿が重なり合って涙が溢れました。
眠りにつこうとするテアを見つめるイレーナのまなざしがとても優しくて、あたたかくて、まさに母の愛がそこに表現されていました。

イレーナの過去が明らかになるにつれ、ミステリーとしての緊張感がどんどん高まっていき、悲しいエンディングを迎えますが、ラストシーンはほっと心温まるものでした。

この映画の舞台であるトリエステは、イタリア北東部にあり、スロベニアとの国境に位置する港町です。
アドリア海に面したこの町の美しい風景がイレーナの凛とした佇まいと重なって、とても印象的でした。

また、イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネの音楽がたいへん素晴らしかったです。
イレーナの心情をはじめとした、この映画の世界観を見事に表現し尽くしている感じがしました。
なお、巨匠エンニオ・モリコーネは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のほかの作品『ニュー・シネマ・パラダイス』や『マレーナ』の音楽も担当しています。

「母として生きるとは」を深く考えさせられた作品でした。


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