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★★★『扉をたたく人』

2010.06.24
扉をたたく人(The Visitor)』(2008年)を観ました。

妻を亡くした喪失感をひきずって、ただ、なんとなく生きてきた大学教授ウォルター(リチャード・ジェンキンス)が、シリア系移民青年タレク(ハーズ・スレイマン)と「ジャンベ(djembe)」というアフリカ太鼓に出会うことで、生きる意味を見出していく姿に感動しました。

人は誰しも「生きがい」を見つけたいものです。
生きる意味や目標をなくしてしまったら、抜け殻同然となり、心の扉を閉じてしまう・・・
そのような経験したことが者ならウォルターに共感できると思います。
私も、映画前半の無気力なウォルターに苛立ちをおぼえつつ、ある日の自分に重ね合わせていました。

アフリカンでなくても、ジャンベの音を聴いたら魂が揺さぶられ、体が動き出し、心の扉が開かれるのを感じると思います。
ジャンベの音色、そしてアフロビートのリズムは、鼓動に似ているからでしょうか。
1歳のKathも、ジャンベの演奏が始まるとじっと画面に魅入り、自然と体が揺れて腰を振ったり手を叩いたりしていました。

この映画では、ジャンベの圧倒的な存在感のほかに、9.11以降の移民問題も重要なテーマとなっていると思います。
アラブ系というだけで厳しい目が向けられる現状を問題視しなければならない、という製作者の思いが伝わってきました。

ラストシーンで、親友となったタレクがシリアに強制送還され、ほのかな恋心を抱き始めたタレクの母モーナ(ヒアム・アッバス)とも別れ、再び大きな喪失感におそわれたウォルターが、彼らとの思い出がつまった地下鉄のベンチで無心にジャンベを叩く姿に思わず涙が溢れました。

何度でも観たい映画です。
いつか、私もジャンベを叩いてみたいと思います。


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