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ピーッと鳴ったら♪

2010.07.29
ここ数日前あたりから、Kathは電話機に夢中です。

はじめは私の携帯電話に興味を示して、私からガシッともぎ取り、まるで女子高生がメールをしているように、携帯電話の画面を食い入るように見つめて、ポチポチとボタンを押して遊んでいました。

こうしてKathがいったん何かにのめり込んで遊び始めると、私が途中で取り上げたら
「キィ~!!
とおサルさんのように叫んで激怒するので、あらかじめ携帯電話のキーロックをかけておくとか、今は使っていない携帯電話を持たせるのが懸命です。

ちなみに、もちろんKathは自分専用のおもちゃの携帯電話を持っていて、それも気に入っているのですが、最近はやたら、大人と同じものが気になってしょうがないようです。

Kathは電源が入っていない真っ黒の画面の携帯電話でも喜んで持ち歩いて遊んでいます。
今のところは、とにかく大人と同じものを持つという「所有欲」が満たされたいようです。

一方、姉のところの1歳9ヶ月の息子Liloの話を聞いていると、1歳半を過ぎた頃から、ちゃんと電源が入っていて画像や音を楽しめないと怒っていたのだそうです。

なので、姉は今でも、昔の携帯電話を充電しては、圏外電話をLiloに持たせ、ポチポチ押すと画面が切り替わったり音が鳴るようにして遊ばせているようです。
「なるほど~」と思いました。

ちなみに、さらに発達すると、大人が「今、ここ」で使っているものでないと満足いかなくなり、子どもの目の前で携帯電話を使っていたら、即座にそれをもぎ取られるようです。
要注意!!

最近では、危ないのですが、ふと気付くとKathはテーブルの上にのぼって体を伸ばし、カウンターの上にある固定電話機を触りに行きます。

(Kathの興味深い行動の続きは、こちら↓(≫ READ MOREをクリック!))
はじめは、その姿を見つけたらすぐに駆けつけ、
「Kathちゃん!危ないよ!のぼったらダメです!
とKathを抱えて降ろしていました。

すると、もちろんKathは、
「キィ~!!
と叫んで抵抗し、降ろした後も何度でものぼって再挑戦しに行きました。

躾のため、家庭内事故防止のためと、これを繰り返していたのですが、何度繰り返しても、何日経っても、Kathはあきらめませんでした。

途中で制止すると何か不満そうでストレスを感じてイライラしているように見えたので、これは良くない、と感じました。

なので、とりあえず、家事の手を止めて、Kathのそばについていつでも手を差し伸べられるように見守りながら、Kathが机にのぼり、カウンターの上の電話機を触るのを観察することにしました。

すると、Kathは
「いひひ~
といたずらっぽく不敵な笑みを浮かべながら、満足そうに、得意気に机にのぼり、電話機に手を伸ばして触り始めました。

何をするかと思ったら、携帯電話のように、まずはボタンをポチポチ押し始めました。

いろんなボタンを押して、Kathが気に入ったのが「留守番電話」のボタン!


「ただいま 電話に出られません。 ピーッという音が鳴ったら お名前と ご用件を お話ください。 ピーッ」


これを聞いた途端、Kathの目が輝いて、私の方を見て、
「んふふふふ~
と満足そうに笑いかけてきました。

「Kathちゃん、どうしたん?何がおもしろいん?」
と私が話しかけると、Kathはそれを無視して、電話機を食い入るように見つめ、再び留守番電話ボタンを押しました。

すると、何も言わない・・・

留守番電話ボタンを一度押すと、ボタン自体が赤く光って、留守番電話機能が入った状態になり、もう一度そのボタンを押すと、赤いランプが消え、留守番電話機能が解除される仕組みになっているのです。

Kathはすぐに、ボタンをもう一度押しました。

そうすると、電話機の留守番電話ボタンが赤く光って、再び「ただいま 電話に・・・」という機械の女性の声が聞こえてきました。

次にKathがどうしたかというと、なんと、Kathはボタンを2回押して、「解除(赤いランプ消灯)→留守番電話設定(赤いランプ点灯)」という手順をとったのです!

「留守番電話ボタンを押して女性の声が聞こえ、設定完了後に再びボタンを押すと解除される。そしてまたボタンを押すと、留守番電話の女性の声が聞こえる」というのをたった一度だけ見聞きしただけなのに、Kathはなんとその仕組みを覚えて、「2回押したら、また留守番電話の声が聞こえる(ランプが点灯する)」というのを学習したのです!

これには、さすがの私もビックリ!!
1歳5ヶ月児がこんなに学習が早いものかと度肝を抜かれた感じでした。

しかしまだ、「偶然、そうしたんじゃないか」という疑念の余地があったので、その後も観察し続けると、ますますビックリ!!

なんとKathは、「ただいま 電話に・・・」の女性の声がすべて言い終わり「ピーッ」という電子音まで聞いてから、ひと呼吸おいてボタンを2度押していたのです!

しかも、一度だけそうしたのではなく、何度も何度も繰り返すたび、毎回そうして、「すべて聞き、電子音の後ひと呼吸おいて、ボタンを2度押し、留守番電話の声を鳴らす」というステップを見事に同じリズムで繰り返していました!

我が子ながら、すごい!!
感無量でした。


●電話機にたくさんついているボタンのなかで、どのボタンを押したら留守番電話の声が聞こえるのか、一度押しただけでその位置を覚えている。

●そのボタンを押したら、どんな声が聞こえてくるか、すなわち、音声の始まり(「ただいま」と終わり「(電子音)ピー」を認識している。
(特に終わりを認識できていなければ、音声の途中でボタンを押して、再び音声を鳴らし始めようとしているはず)

●留守番電話の音声のあと、一度ボタンを押したらボタンの赤いランプが消灯し、留守番電話が解除されることを一度の経験で覚えている

●留守番電話機能解除の後(ランプ消灯後)、再びボタンを押したら、また留守番電話の音声が聞こえてくる(ランプが点灯する)ことを認識している

●おそらく、「赤色ランプ点灯=留守番電話機能オン(女性の音声が聞こえる)」と「赤色ランプ消灯=留守番電話機能オフ」を認識している
(きちんと最後まで音声を聞いた後、留守番電話ボタンを押してオン/オフを切り替えているから)

といことが考察されます。

研究としての正確な実験手続きや観察の手続きを踏んではいないので、あくまで私の推測にすぎないのですが・・・

それにしても、Kathのこの発達ぶりにはとても感心させられました!

さらに注目したのが、留守番電話の女性の音声が「ピーッという音が鳴ったら」と言っている「ピーッ」と、最後に鳴る電子音の「ピーッ」とを、同じものだとして認識できているのではないかという点です。

女性の音声の「ピーッ」と電子音の「ピーッ」とでは、音としてまったく同じとはいえません。

大人なら、女性の音声「ピーッ」が擬音語であり、電子音の「ピーッ」を表していることを当たり前のように気付けるのですが、擬音語どころか、まだ言葉もはっきり理解していない1歳5ヶ月児のKathが、それら二つ(女性の音声と電子音)が同じものを指し示しているとわかっているのは驚きです!

はっきりと「わかっている」とは科学的に証明し断定できないにしても、「留守番電話の音を最初から最後まで耳をすませてよく聴き、音声がすべて流れた後、再び音声を聞くために、ボタンを2度押す」という手順を踏んでいるだけで、私は感動しました。

なので、机に上って電話機を触ってボタンを押すというイタズラをしているであろうKathをとがめるのをすっかり忘れ、
「Kathちゃん!すごいね~!!「ピーッ」がわかるんだねぇ♪おりこうさん、おりこうさん
とKathの頭をワシワシとなでてギュッと抱きしめ、頬をすり寄せて思いっきり褒めてしまいました。

Kathは満面の笑みを浮かべ
「えへへへへ
と大満足♪

その後すぐは、机に上ろうとせず、他のおもちゃで遊んでいました。
どうやら満足できたようでした。

後日、Kathは再び同じように机に上ってボタンを押しに行こうとするので、「あ~!しまった!!あのとき褒めたから(行動が報酬を得て強化され)、また繰り返してる!」と反省。

リスクを伴う遊びをおぼえさせてしまいました。

私も家事をしたりして手が離せないときもあり、いつもKathのそばで監視することもできないので、こんなときは、大人が策を講じるしかありません。

とりあえず、電話機の位置を移動させることを検討中です。

イタズラや危険な遊びを覚えさせてしまったのですが、留守番電話のボタン押しを観察してみて、Kathもいろんなことを学習したし、私もKathの姿にいろいろ考えさせられることがあり、私としては満足しています。

何事も、子どもから「ダメ!」と遠ざけるのは簡単ですが、余裕のあるときは、子どもの好奇心にしたがって、一緒につきあってみるのもおもしろいのでは、と思います。

余談ですが、Kathは留守番電話の音を聞いて以来、すっかり「ピーッ」にはまって、Kathのことばのなかにも「ぴ[pi]」がよく現れるようになりました!

音声学的には、無声両唇破裂音(下唇と上唇で閉鎖を作り、一気に開放することによって起こる破裂の音))は、はじめて言葉らしきもの(いわゆる喃語(なんご))を話し始める1歳前後の赤ちゃんでも発することができます。

実際、Kathも「パパ[papa]」や「パパパ[papapa]」を8~9ヶ月児の頃から発するようになりました。

しかし、「ピ[pi]」というのは意外と発していませんでした。

乳児の子音獲得プロセスは、喃語段階における出現頻度をみてみると、頻度が高い順に、

[m] = [b] > [p] > [d] > [h] = [n] > [t] ...

といわれています。

母音に関しても、日本語で言うと、「イ」(舌の位置を高くして、口角を左右に引っ張る)よりも「ア」(口の周りの筋肉や唇、舌などに力を入れず、比較的楽な状態で発音できる)という音の方が早く発声することができます。

生まれたての赤ちゃんでも、「ア、ア・・・」といっていますよね。

Kathの場合、「パ」の後、しばらく「ピ」は発していませんでしたが、最近、留守番電話のおかげ(?)で、「ピ」という音もマスターし、

「ピロピロピロ・・・

などと上機嫌で歌って遊ぶようになりました。

子どもは、周りの大人のことばかけや歌などから言語を習得するのはもちろん、こうして機械の音からでも学習することができるんだなと、私も学ぶことができました。

(最近、つい専門的なことに立ち入って、とめどなく思考をめぐらせてしまいがちなのですが・・・
最後までご精読くださって、ありがとうございます。

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